木(気)の合う仲間とは?
「向こう三軒両隣」を中心とした住んでて良かった街づくりを夢に描きながら、「こうだったらいいな」「こうしたいなあ」と語って地域ケアに取り組んできました。
その一環として2015年5月、地域の皆様のご要望を受け、新たにデイサービスわたしの家大学とサービス付き高齢者向け住宅あいあ~るを建設しました。
建物周囲には二宮金次郎さんの像をシンボルとした周遊路を設け、「きんじろーど」と命名しました。
散歩しながら四季の花々に水をやり、落ち葉拾いをして一緒に木々を育て、自然と共に暮らす環境づくりを目指しています。
その周遊路の木々の植栽にご協力いただける方を「木(気)の合う仲間」と命名し、2015年1月に活動をスタートしました。
現在の仲間は250名。
なぜ二宮金次郎?
きんじろーどは、シンボルである二宮金次郎像からスタート。
わたしの家の外周をぐるっと一周しています。
なぜ、二宮金次郎をシンボルにしているのか?
多くの人は学校で見た薪を背負って読書する金次郎像のイメージしかないかもしれません。しかし、実像は倒産寸前の会社を立て直す再建コンサルタントのような存在だったのです。
金次郎が生まれたのは天明の大飢饉に襲われた大変な時代。
金次郎が5歳の時、家の近くを流れる酒匂(さかわ)川が氾濫し、家や田畑はすべて流されました。
そんな中でも年貢は容赦なく取り立てられる。お米を作っていても白い米はもとより稗や粟も口に入らず水しか飲めない「水呑み百姓」と言われた辛い時代でした。
村に何があったら農民は餓死せずに暮らせるのか?
村人の苦しむ姿を何とかしたい!村人から笑顔を取り戻したい!
金次郎は貧しい子供時代に、子守の駄賃の中から松の苗木を譲ってもらい、川の堤防に植えていきました。
そして堤防の地盤を固め、村を洪水から救ったのです。
なんと、二宮金次郎は幼少のころ既に地域活性化に取り組んでいたことになります。
成人後は藩の財政の立て直しをするなど、まさに「地域再生のプロ」でありました。
金次郎の言葉 「積小為大」
「いきなり大きなことはできないけれど、小さいことの積み重ねが大きいことをなす」
わたしの家はこの考えに感銘を受け、二宮金次郎をシンボルとし、できることから地域活動に努力しています。
地域の皆さんの力を借りて、毎年夏祭りを盛大に行っています。
近所の子供たちも夏休み中の楽しみとして、毎年心待ちにしてくれています。
あなたも仲間になってください!
ぜひあなたも植栽にご協力ください!
植栽に一口5,000円。
周遊路に仲間の皆さんのご協力を得て、四季折々の花や実のなる木を植えています。
さいた~、さいた~、チューリップの花が~♪
な~らんだ~、な~らんだ~、あかしろきいろ♪
春には赤、白、黄色の大輪のチューリップが咲き、
淡い色のスイートピー、かわいい真っ赤なサクランボの実がたわわに。
桜の花が散る頃には桃の花。それが終わるとりんごの白い花。
初夏にはつつじ。
夏はきゅうりに枝豆がビールに合いそう。
ゴーヤの棚は日よけと食用を兼ね、
秋にはイチョウが色づき落ち葉拾い。
冬はモミの木、夏みかん、きんかん。
そして、年に1~2度、花の咲いた時や木の実がなった時に元気に仲間たちと集まり、地域ケアを語り合いましょう。
あなたの力できんじろーどを素敵なプロムナードにしてください!