家族関係、ご近所付き合い、会社の同僚意識など、近年は人と人とのつながり(コミュニティ)が希薄になっていると言われています。
隣に住んでいる人もよく知らない、ご近所さんでも挨拶しないという地域もあるとか。
ところが!!
意外に思われるかもしれませんが、コミュニティに参加したいという願望を抱く人は増えているのです。
FacebookやLINEといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用者が増えているのもその証拠だと思われます。
SNSの主目的は会員同士のコミュニケーションです。
やはり、人は人と繋がっていたいのです。
人間の本能には2つあると言われています。
- 人は一人では生きられない
- 人の役に立ちたい
私たちは誰でも、周りの人たちのちょっとした気遣いや見守りの中で、支え・支えられながら暮らしています。
また、周りの人とつながり、認め合うことで安心を得て生きているのです。
災害時、公共サービスが途絶えた時に一番活躍したもの。
それは外部から駆けつけた市民ボランティア、そしてご近所同士の見守りや支え合い、つまりはコミュニティの力だったのです。
都市部よりもコミュニティがしっかりしていた地域の方が災害被害が少なく、その後の復興も早かったことはよく知られています
子どもを狙う犯罪や事故、高齢者の孤独死などのなかには、 ちょっとした地域の見守りや支えあいがあれば防げるものが多くあります。
そこまで大げさでなくとも、孤独になりがちな高齢者やリタイアして居場所を失った中高年などなど、「人と人との繋がり」の中に居る(自分が自分として認められる=居場所がある)ということはとても大切なことです。
幸いにも、「わたしの家」のあるこの町は下町情緒漂う戦前からの町です。
「味噌・しょうゆの貸し借り」が残っているこの町の良さを風化させないために、
- どこへ行けばコミュニティに参加できるかわからない
- 人を集めてサークル活動したいけど、場所がない
- 誰かと話がしたいけど、話し相手が見つからない
- ちょっとした相談事があるんだけれど、誰か聞いてくれないかな。
そんな声に応えたくて、「わたしの家さろん」は誕生しました!
わたしの家さろんは、あなたのリビングです
どこのお家にも家族みんなが集まるリビング(居間)があるように、わたしの家さろんは地域の方が集まっていただけるだんらんの場。
お家で言う所の「リビング(居間)」です。
どなたでもご利用いただけます。
運営は地域の皆様のボランティアの力で賄っています。
わたしの家大学(デイサービス)に通われている皆様もご利用になり、社会の一員としてのステータスを感じていただける場所でもあります。
点が線で結ばれる
わたしの家さろんの飲み物は、全て1杯100円です。
1杯100円の淹れたてコーヒーは人と人とを繋ぎます。
また、色々なサークル活動が展開されています。
それぞれのグループは5人、10人、20人と、趣味を通して出会い、集まり、楽しみを分かち合いながら互いに繋がり、高齢期を支え合っています。
こんな小さな場所からでも100人、200人と、人と人との輪が繋がり、様々な物語が創られています。
現在以下のサークルが開催されています
- ドクター南の健康教室
- トーンチャイム
- 歌声サロン
- 習字
- 生花
- パソコン
- 大正琴
参加者募集中です!